BOD測定システム BD600

BOD測定システム BD 600 は、検査水中の微生物の呼吸活性を利用したマノメトリック(圧力)法によるBOD測定方式で、溶存酸素量を飽和状態にしたものDO蒸留水や希釈処理は必要でなく、誰でも簡単にBOD測定がおこなえます。検査水を計量し、ふらん瓶に入れ5日間20℃で培養するだけで結果を得ることができます。

ふらん瓶中の検査水に存在する好気性バクテリアは、ふらん瓶中の酸素を消費し二酸化炭素ガスを発生します。発生した二酸化炭素ガスはふらん瓶のシールガスケットに入れてある水酸化カリウムに吸収されるため、ふらん瓶の内圧は低下していきます。この圧力変化を高精度の圧力データロガーで記録し、圧力変化をBOD値に変換します。

測定中のBODデータはグラフと数値表でLCD画面に表示します。メモリーに保存されているBODデータは、SDカードやUSBメモリーステック、USBケーブルとパソコンを接続してダウンロードすることができます。

BD 600は下水道水や工場廃水等の処理評価に最適なシステムです。
BD 600、ふらん瓶6本、センサーヘッド6個、マグネットスターラー、計量フラスコ一式、二酸化炭素ガス吸着試薬をセットでお届けします。

特徴
□　同時に6検査水のBODを測定
□　1〜28日間の測定期間を選択可能　(BOD5 等)
□　自動測定開始モード
□　操作が簡単で正確なBOD測定が可能
□　測定開始1日目は1時間毎のデータをメモリー表示
□　3日目以降は、その日の最大値をメモリー表示
□ パソコンにデータ転送のためのRS232Cインターフェイス付き